🛒 種類別 / 02

B型ベビーカーはいつから?特徴と選び方

腰がすわる生後7か月頃から使える軽量タイプです。使い始めと使い終わりの目安、A型・AB型との違い、選び方の観点を順に整理します。

📚 もくじ

B型ベビーカーとは

B型(B形)ベビーカーは、SG基準で定められた分類のひとつで、おすわりができる時期(生後6〜7か月頃)から使えるタイプ。使用期間の上限は製品ごとに定められ、36か月・体重15kg以下、48か月・体重18kg以下などがあります(SG基準では最長48か月の範囲で設定されます)。背もたれは浅めで、お座りができる赤ちゃんを乗せる前提。A型と比べて本体重量3〜5kgと軽く、価格も手頃なのが大きな特長です。

いつから使えるか

目安は「腰がすわってから」

B型を使い始める目安は、月齢そのものではなく腰がすわっているかどうかです。従来のSG分類では「生後7か月頃から」とされてきましたが、現在は生後6か月からの製品もあります。開始月齢と発達の条件は、必ずお使いになる製品の表示で確認してください。発達には個人差があるため、月齢に達したから自動的に使える、というものではありません。

「生後7か月頃から」とされる理由

B型はリクライニングが浅く、赤ちゃんが自分の力で座った姿勢を保てることを前提にした構造です。ひとりすわりができるようになる時期には幅があり、こども家庭庁の令和5年乳幼児身体発育調査では、通過率が6〜7か月未満で約3割、7〜8か月未満で約7割となっています。製品の下限月齢は、この時期の目安に合わせて定められています。

腰がすわったかどうかの見きわめ方

判断の手がかりになるのは、次のような様子です。

乳幼児身体発育調査では、ひとりすわりを「両手を床につかず、おおむね1分以上座っていられる」状態として評価しています。まずはこれが一つの目安になります。

ただし、これだけで使用してよいと判断はできません。ベビーカーでは移動中の揺れが加わり、乗っている時間も長くなるためです。製品に書かれた使用条件を必ず確認したうえで、判断に迷うときは乳幼児健診や、かかりつけの小児科で相談してみてください。

月齢よりも発達の段階で判断する

同じ月齢でも、腰がすわる時期には幅があります。上の子が7か月で問題なく使えたとしても、下の子が同じとは限りません。製品に書かれた月齢は下限であって、推奨時期ではないと考え、実際の様子を見て決めてください。

お座り期に1台目を入れ替えるか、買い足すかで迷っている場合は、お座り期のベビーカー選びで判断の分かれ方を整理しています。

いつまで使えるか

上限は製品ごとに決まっている

使用期間の上限は製品ごとに設定されており、多くは36か月・体重15kg前後です。SG基準では最長48か月まで設定できるため、製品によっては3歳を過ぎても使えます。実際に何歳まで使えるかは、取扱説明書や本体の表示で確認してください。

年齢より先に体重の上限が来ることがある

見落とされやすいのが体重です。対象月齢と体重制限は、両方を満たす範囲で使う必要があります。月齢が範囲内でも、体重が上限を超えていれば使えません。体格には個人差があるため、「まだ2歳だから大丈夫」ではなく、体重もあわせて確認する習慣をつけてください。

ベビーカー自体をいつ卒業するかについては、ベビーカー卒業時期の目安で、卒業のサインや進め方をまとめています。

早く切り替えすぎるとどうなるか

製品の下限月齢は、赤ちゃんが自分で座った姿勢を保てることを前提に決められています。腰すわりを使用条件としている製品を、それ以前に使わないでください。安定した姿勢を保てないおそれがあります。

急いで切り替える理由がないのであれば、腰がしっかりすわるまで待つほうが安心です。お座り期に1台目を入れ替えるか買い足すかで迷っている場合は、次の章もあわせてご覧ください。

A型・AB型との違い

項目B型A型AB型
使い始めの目安生後7か月頃(腰すわり後)生後1か月頃/4か月頃生後1か月頃
使用期間の上限製品ごとに設定(36か月・15kg以下、48か月・18kg以下など。SG基準では最長48か月まで)
本体重量3〜5kg5〜7kg5〜6kg台が中心
リクライニング100〜130度150度以上(1か月開始タイプ)150度以上
価格帯(目安)2〜4万円4〜8万円5〜10万円

※ 上表の重量・価格帯・角度は市場の傾向を示す目安です。SG基準が定めているのは使用開始時期と使用期間の上限で、重量や価格は含まれません。AB型はSG基準上の区分ではなく、A形に分類される製品の通称です。実際の仕様は製品ごとにご確認ください。

大きな違いは背もたれの倒れる角度です。生後1か月から使えるタイプが深く倒せるのは、まだ座れない赤ちゃんを寝かせた姿勢で乗せるためです。上の表は目安であり、実際の角度・重量・価格は製品によって異なります。購入前に各製品の仕様をご確認ください。

B型のメリット

1. 軽くて持ち運びが楽

3〜5kgなので持ち運びやすく、改札や公共交通機関での移動負担を抑えられます。電車・バス通園が日常という家庭には大きな武器です(階段では子どもを乗せたまま持ち上げないよう注意を)。

2. 折りたたみがコンパクト

A型に比べて折りたたみサイズが小さく、玄関収納や車のトランクに余裕で入ります。

3. 価格が安く家計に優しい

2〜4万円前後が目安(シンプルなモデルやセール品は1万円台、機能性の高いモデルは3万円台後半のことも)。「2台目」として導入しても負担が少なく、子の成長に合わせて気軽に買い替えできます。

B型のデメリットと注意点

1. 低月齢の時期には使えない

リクライニングが浅いため、首や腰がすわっていない時期には使用できません。生後まもなくから使う「最初の1台」には向きません。

2. 安定性・クッション性は控えめ

軽量化のため車体剛性が低く、悪路や段差での揺れは大きめ。長時間移動には不向きな場合も。

「いつから」を必ず確認

商品ごとに対象月齢の下限が異なります(生後7か月頃から、腰がすわってから、など)。月齢に合わない使用は事故の原因になります。

B型を買わなかった家庭の理由

B型は定番ではありますが、買わずに済ませる家庭もあります。挙がりやすいのは次のような理由です。

  • 1台目が軽量で、そのまま足りた:AB型や軽量A型を選んでいた場合、買い替える動機が生まれにくくなります
  • 抱っこ紐が中心だった:移動が短距離中心だと、ベビーカー自体の出番が少なくなります
  • 子どもが歩きたがるようになった:歩き始めると乗るのを嫌がる子もいて、買った時期によっては使用期間が短くなります
  • 使う期間の短さに見合わないと判断した:腰すわり後に買うため、使う期間が限られると考える家庭もあります

逆にいえば、1台目が重い、移動が公共交通機関中心、まだしばらく乗せる見込みがあるという条件が重なるほど、B型を足す価値は大きくなります。買うかどうかは、この条件に自分の家庭が当てはまるかで判断するのが確実です。

B型を選ぶときのチェックポイント

  1. 重さ:3kg台/4kg台/5kg台、それぞれ持ち比べる
  2. たたみ方式:片手でできるか、自立するか
  3. シート素材:通気性と洗濯性
  4. 幌の大きさ:UVカットと覗き窓
  5. ハンドル高さ:押す人の身長に合うか
  6. 体重の上限:何kgまで使えるか(年齢表示だけで判断しない)

B型はこんな家庭に向いている

  • A型を卒業し、お座り期以降のセカンドが欲しい
  • 低月齢のうちは抱っこ紐中心で、腰がすわってから本格運用
  • 電車・バスでの移動が日常
  • 軽さ・コンパクトさを最優先したい

低月齢から1台で済ませたいならAB型、低月齢期の安定性を重視するならA型を検討してみてください。

1台目で使うなら抱っこ紐との併用前提で

低月齢のうちはB型が使えないため、生後6か月頃までは抱っこ紐で過ごし、腰がすわる7か月頃にB型を購入するというスタイルも合理的。B型1台で済ませる家庭も増えています。