ハンドルの形状
左右がつながっているかどうかで、大きく2つに分かれます。
左右一体型
左右の握り部分がつながった形状。多くのA型・AB型で採用されています。
左右独立型
左右のグリップが分かれている形状。両手で押す前提のものが多く、軽量なバギーや海外モデルで採用されています。
この中には、傘の柄のような細い握りの製品もあります。持ちやすさ、片手での操作、細かな方向転換のしやすさは、握りの形だけでは決まらず、製品によって差があります。
※ 「握りの形」と「左右がつながっているか」は別の軸です。傘の柄のような形状は、左右一体型にも独立型にもあり得ます。
ハンドル高さの目安
合う高さの目安は、ハンドルを握ったときに肘が軽く曲がり、肩が上がらない位置。おおよそ腰からへその高さのあたりに収まることが多く、身長が高いほど高い位置が合います。
ただし、適切な高さは腕の長さや押し方の癖、ベビーカー本体の設計によって変わります。身長だけで決められるものではないため、店頭で実際に握って確かめるのが確実です。高さが合わないと、腰をかがめて押すことになり、肩や腰の負担につながります。
高さの調節
カタログの表記は紛らわしいのですが、「どうやって動かすか」と「どこで止められるか」は別の話です。2つに分けて見ると迷いません。
どうやって動かすか
- 固定式:高さが決まっていて変えられません。押す人の身長差が大きい家庭では合わせにくくなります
- 角度調節式:ハンドルの角度を変えて、握る位置の高さを変えます
- 伸縮式:ハンドルが筒状に伸び縮みします。「テレスコピック」と表記されることもあります
- 両方を備えるもの:角度調節と伸縮を併用する製品もあります
どこで止められるか
高さを調節できる製品では、止められる位置も確認します。
- 段階式:3〜5段階など、決まった位置で止まります
- 無段階式:範囲内の好きな位置で止められます
※ 伸縮式だからといって、無段階で止められるとは限りません。伸縮しても段階式のものがあります。カタログでは、動かし方と止め方の両方を確認してください。
身長差が大きい場合
身長差が大きい家庭では、調整式のほうが合わせやすくなります。固定式を選ぶ場合は、主に押す人全員で試走してから決めましょう。
対面と背面の切り替え
対面と背面を切り替えられるベビーカーには、2つの方式があります。
- ハンドルを動かす方式:ハンドルを反対側へ倒して、押す向きを変えます
- シートを動かす方式:シートごと前後を付け替えます
「両対面式=ハンドルが動く」ではありません。ハンドルを切り替える方式では、進行方向に対する前後輪の役割やキャスターロックの扱いが変わる場合があります。
操作部はレバー・ボタン・スライドなど製品によって異なります。店頭で実際に切り替えてみると、片手でできるかどうかが分かります。
※ シートを付け替える方式では、子どもを降ろしてから取扱説明書のとおりに行い、装着のロックがかかったことを必ず確認してください。
詳しくは両対面式ベビーカーへ。
グリップの素材
ウレタン・EVA
柔らかく握り心地が良い。多くのモデルで採用。
本革・合皮
高級感あり、滑りにくい。海外ハイエンドモデルに多い。
プラスチック
安価。長時間握ると手が痛い場合あり。
選び方のチェックポイント
- 店頭で実際に握って、手の幅にフィットするか
- 肘が軽く曲がり、肩が上がらない高さか
- 夫婦・祖父母など複数人で使うなら調整機能を
- 長時間握ったときの疲労感(ウレタン素材推奨)
- 対面・背面切替の操作性
長時間使用での疲労対策
- ハンドル高さは「肘が軽く曲がる」位置に
- 手首がまっすぐ伸びる握り方を意識
- 長時間移動では時々握り方を変える
- 滑り止め手袋でグリップを補助