折りたたみ方の違い
畳み方には業界共通の分類がありません。メーカーごとに言い方が違うので、カタログの表記と、畳んだときの寸法で見るのが確実です。よく見る言い方を挙げます。
二つ折り
本体を2つに折る方式。多くのA型・AB型で見られます。
三つ折り
本体を3つに折って、より小さくまとめる方式です。
※ メーカーによっては「3面折り」という表記もあります。「三つ折り」と同じとは限らないので、畳んだときの寸法で比べてください。
細長くたたむ方式(傘型)
傘のように細長く畳む方式。バギーによく見られます。
※ 折れる方向・手順・自立するかどうかは、名称では決まらず製品によって異なります。名前だけで判断せず、折りたたみの動画と収納時の寸法を確認してください。
折りたたみ・収納を確認する4つのポイント
カタログの「ワンモーション」「らくらく開閉」といった言葉は、次のうちどれを指しているかが製品によって違います。まとめて1つの性能と考えないでください。
- 操作の回数:レバーを引くだけか、複数の操作が要るか
- 片手で操作できるか:準備から折りたたみ完了まで、どの工程を片手で行えるか
- 必要な力:体重をかけずに畳めるか
- 畳んだあと自立するか:手を離しても倒れないか。収納時の扱いやすさに関わります
店頭では、この4つを分けて試すと違いが分かります。
抱っこしたまま畳めるとは限らない
「片手でできる」と「子どもを抱いたまま畳める」は別の話です。抱っこしたままの開閉を紹介する製品もあれば、子どもを近づけないよう指定する製品もあります。取扱説明書に従ってください。
開閉のときは、子どもの手足を可動部に近づけないようにします。
※ 一体型のトラベルシステムには、車輪を展開・収納して形を切り替える製品もあります。畳むというより、形を変える動きになります。
操作方式の比較
| 方式 | 操作 | 難易度 |
|---|---|---|
| 片手たたみ | ハンドル上のレバー1つ | 易 |
| 両手たたみ | 両手でレバーとフレームを操作 | 中 |
| 多段階たたみ | 複数の固定箇所を外す | 難 |
「片手で畳める」の重要性
こんな場面を想像してください
「タクシーが到着、赤ちゃんを抱えながらベビーカーを畳んでトランクへ」――この場面では、両手で畳む方式だと負担が大きくなります。片手たたみ機構があると、外出時の扱いやすさが大きく変わります。
自立性の有無
自立する
- 畳んで床に置いて立てかけ不要
- 玄関・トランクで省スペース
- 転倒しないので赤ちゃんの安全
自立しない
- 傘型バギーに多い
- 壁に立てかける必要
- 軽量化のためのトレードオフ
畳んでからの持ち運び
キャリーストラップ
畳んだ状態で肩掛けできるストラップ付きモデル。両手が空く。
キャスター付き
キャリーケースのように転がして運べる海外モデル。空港で便利。
ハンドル運搬
多くのモデルは畳んだ状態のハンドルを握って運ぶ。重さがダイレクトに腕に。
「ロックの確実性」
- 畳んだ状態が確実に固定されるか
- 展開した状態でロックが効くか
- 子の手が届きにくい位置にレバーがあるか
- ロック解除に意図的な操作が必要か
折りたたみのチェックポイント
- 店頭で片手・両手それぞれ試す
- 畳んだサイズが想定の場所に収まる
- 展開時のロックが確実
- シートやカゴの中身が落ちないか
- 持ち運びがしんどくないか
折りたたみの「事故」を防ぐ
展開時の指挟み
畳む・広げる動作で指を挟む事故が後を絶ちません。取扱説明書どおりに操作する、子どもを可動部に近づけない、展開後・折りたたみ後はロックを確認するを徹底しましょう。