基本の考え方:折りたたまずに乗れる
2014年3月、国土交通省の「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」で、ベビーカー利用にあたっての考え方とベビーカーマークが決定・公表されました。これを受けて各鉄道会社もベビーカーマークを表示したスペースを整備しており、鉄道車両では折りたたまずに乗るのが基本です。後ろめたい思いをする必要はありません。
優先スペースはどこ?
多くの電車では、車両の連結部付近や車両端の壁面に、ベビーカーマークの付いたスペースがあります。車いすマークと併用の場合も多くあります。
設置されている位置や数は、鉄道会社・路線・車両によって異なります(1編成に数か所のこともあれば、各車両にあることも)。車内外に表示されたベビーカーマークや、車いす・ベビーカースペースの案内を目印に探しましょう。
たたむべきタイミング
必ず畳む必要があるケース
原則ありません。ただし以下は配慮を:
- ラッシュ時の超満員(自分も危険)
- 赤ちゃんが寝ていて移動不可な場合は乗車を待つ
- 新幹線・特急のデッキ部
ホームと車両の段差・隙間
挟まり事故に注意
ホームと車両の隙間にタイヤが落ちる事故が多発しています。乗降時は必ずタイヤが浮かないよう、ハンドルを引き気味に。駅員に「すみません」と声をかければ補助板を出してくれる駅もあります。
乗車時の固定方法
- ベビーカーマークのあるスペースへ移動する
- 車内の案内に従い、動きにくい向きで停める
- 必ずストッパー(ブレーキ)をかける
- ハンドルから手を離さず、常に支える
- 急ブレーキに備えて足を踏ん張る
マナーと配慮
- ベビーカーが大きい場合、空いた時間帯を選ぶ
- 泣き始めたらすぐにあやす
- 降りる駅では事前に出口寄りへ移動
- 「すみません」「ありがとう」の一言を忘れずに
ラッシュ時の判断
朝夕のラッシュは、赤ちゃん自身の安全のためにも避けるのが鉄則。やむを得ない場合は:
- 1本見送る(5〜10分早い電車に乗る)
- 抱っこ紐+ベビーカー畳みでの乗車
- 各駅停車・空いている方面を選ぶ
エレベーター・改札の動線
事前に駅構内のエレベーター位置を地図アプリで確認しておきましょう。改札は幅の広い改札や有人通路を選ぶと通りやすくなります。交通系ICカードを使うと、立ち止まらずに通過できてスムーズです。
困ったら駅係員へ
エレベーターの場所、乗降時の補助など、困ったときは遠慮なく駅係員に相談しましょう。ただし安全上の理由から、対応方法は駅の設備や混雑状況によって異なります。